事業年度とは
事業年度とは、会社ごとに決める会計上での期間の区切りのことです。事業年度は1年以内であれば、1年1期でも、半年1期でもかまいません。ただし、事業年度末に会社の決算を行い、納税申告をする必要があります。半年に1回の割合で会社の決算作業を行うのはかなりの負担がかかるため、多くの会社では事業年度を1年間にしています。
事業年度は、個人事業主であれば1月1日から12月31日までとすることが決められています。しかし、法人は自由に決めることができます。多くの会社が採用している「4月1日から翌年3月31日」でもいいですし、個人事業主と同じく「1月1日から12月31日まで」とすることもできます。もちろん、「7月1日から翌年6月30日まで」としてもかまいません。
なお、事業年度最終日(決算日)の翌月からは決算、納税申告のため帳簿の締め切りや領収証、請求書の整理など多忙になります。このような作業をする場合は会社の繁忙期はできれば避けたいところです。また、毎年大きな売上が上がることがわかっている月があれば、その直後に決算月を持ってくるのは、節税対策の面からもおすすめできません。この他、2月を決算月にする場合は、うるう年のことを考慮し、定款上「事業年度は3月1日から翌年2月末日とする」と記載するようにしてください。
さて、会社を設立する場合、会社設立日から最も遠い月の最終日を決算日にすると、会計期間を1年取ることができ、経営に余裕が生まれます。消費税納税義務の免除(資本金1000万円未満の会社は会社設立日から2期は原則納税免除)のこともありますので、事業年度を決める場合は、顧問の税理士さんなどと相談してから決めるとよいでしょう。
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